道草。
去年の9月の半ば、ボクの通勤路上に、ボクの食らうべき道草が生えてしまった。某大規模SNSの日記では、何度となく紹介してきた、「バール イルソーレ」である。
ミナミで評判のイタリア田舎料理の店「イルソーレ」の三号店となる店。

新大阪駅から新御堂筋を南にむかって左側の歩道をあるいていくと、軒先に見えるイタリアの三色旗が目印。
入り口から、オープンキッチンに面したカウンター、その奥にテーブル席と、独りでも、グループでも入りやすい雰囲気の店となっている。
今週の水曜と金曜、帰りに、この道草を食ってしまった。
■ 3月7日 水曜日 ■

カウンター前の、冷蔵ケースには、セコンド(副シェフ)がおもに腕をふるったアンティパスト(前菜)がならぶ。
これを見ながら、指さしながら、オーダーしたり、ミスト(盛合せ)をつくってもらったりできる。

この日のアンティパストは、パンチェッタとナスのマリネ、カボチャのマリネをメッツォ(ハーフ)と、イカのゲソとジャガイモのジェノベーゼをフルサイズで。
このジェノベーゼは、パスタメニューにしてもおいしいかも。

ペシェ(魚料理)は週がわりで、今週は、この今治のハマチのカルパッチョと、イカナゴのフリット。

パスタは、サルシッチャ・ピカンテ(ピリ辛の自家製腸詰)のトマトソースのスパゲッティ。
自家製とただし書きしたとおり、サルシッチャもセコンドが、店舗で作っている。
本来は、炭火焼で供されるものだが、スパゲッティのトマトベースソースにしてもらった。
パスタに限らず、メニューにない料理でも、希望のものをシェフにいえば、店で食材のそろうかぎり、店の資材で調理ができるかぎりは、相談に応じて作ってくれる。
この店のカウンター席には、シェフに「今日はこんなパスタが食べたい」と相談しながら、食前酒をすする楽しみがある。
■ 3月9日 金曜日 ■

アンティパストは、ナポリのセミドライトマトのオリーブオイル漬けと、ソーセージと豆のトマト煮。
トマトのオイルは、すこしピリ辛でアクセントをつけているところがおいしい。
ソーセージと豆のトマト煮は、豆好きのボクにとっては定番。この日のは、ウズラ豆、金時豆、ヒヨコ豆が使われていたかと。

つづいてアンティパストで、手羽もとのマスタード香草パン粉焼き。
マスタードの香りと、ほんの少し感じる酸味がすばらしい。身も、骨から外れやすく、フォーク一本でもうまく食べられる。こういう料理のしかたをすると、辛さはほとんど残らない。

今週のペシェのもう一方、イカナゴをフリットでいただく。
これが成魚になると、関西でいうところのカマスゴになるのだが、この大きさになると、味はほとんどカマスゴと同じ。

水曜に、パスタのトマトソースにしてもらったサルシッチャを、この日はグリルして。
ピリ辛と、ひき肉の粒の存在感、ジューシー感があいまって、一本でも満足度が高い一品。

パスタは、ハマグリと菜の花のクリームソースフェトチーネ。
春らしい具材を使ったパスタ。ハマグリはアサリよりずっと粒が大きいので、パスタにはむかないのではと思っていたが、なんのなんの、太いフェトチーネの麺と見事にマッチ。

この店は、炭火でのグリルが自慢。
夜も明るい西中島で、ひときわ明るく遠くからでも目立つこの看板も目印。


