大阪商人はガメツいってか?
その称するがごとく「持ち込みのワインのためのグラスを貸す代金」というのが名目で、「グラス1脚についていくら」とか、「グループ全体でいくら」といった申し受け方があるようす。
「持込み料」取りたい店の気持ちもわからんではないが、なんかヘンな制度だな。妙に肩甲骨の裏側がカユいカンジがする。
で、イルソーレのシェフに、訊いてみた。
おたくんトコは、ワインなんか持ち込みOK?
「一向にかまいませんよ」
グラスチャージなんかは取るの?
「?? ??? なんですか?それわ??」
持ち込みのお客から、グラス貸し代を頂戴するのよ。たとえば1脚につき200円とか。さすれば、たとえドリンクが出なくても、ある程度はそのぶん補填できるでしょ。
「ウチとしては、なによりも料理を楽しんでいただくのが一番だから、そんなブスイでコスイことはしませんよ」
料理人の心構えとしては、本来こうあるべきでは。
一般に大阪商人、あるいは広く大阪人関西人は、ガメツいというステロタイプで見られがちだが、売り上げれば粗利がオイシイはずのワイン、店のを飲まずに持ち込む客には、グラス代を設定してまで、その埋め合わせをはかることが当り前としてしまっている、首都圏や他の地方の料理人や飲食店経営者のほうが、はるかに本質から外れてしまっていないか。
それとも、ボクの感性のほうがおかしい?
■ 今週の道草 ■
例によって、そのバール・イルソーレにて。

アンティパスト(前菜)。
左から、鶏とジャガイモのジェノベーゼ、魚介のアリオリ、豚バラローストオリエンタル風。

四万十川のアユの香草炭火焼。
骨はおろか、アタマまで食べることができた。ワタの苦さと香りもよし。大人味やね。もともと淡水魚ってのは、あんまり好きじゃないんだけど、アユとウナギは別格。
しかして、シェフは吉野の出身なので「こんなんより、ウチのあたりのアユのほうがずっといい」と、しきりに口にする。
郷土を愛するキモチはワカランでもないが、食ってる客の前で「こんなん」言うなよ(笑
どっちも、残したい美しい日本の風景

パスタは、ベーコンとインゲンのロゼソーススパゲッティ。

ドルチェはリコッタチーズケーキにカシスのソルベを添えて。

