5月のアー・ラプシ。

もっともマルタの5月の海らしい風景、アー・ラプシ(Ghar Lapsi) 。
マルタの地名でよく見かけるgharとは、洞窟の意味。マルタ語の綴字法でghは発音しないので「アー」、あるいはマルタ人はしっかり巻き舌するので「アール」となるか。アー・ラプシとはそり立つ岩の洞窟とか、そういった意味の名前かと。

ちなみにこの画像は、真夏の夕方の様子。夏は、地元の人らがわんさと泳ぎにやってくる。
バスの路線も伸びているが、ディングリのほうから、急勾配の荒れ野を下ってきた終点にポツンとある入り江なので、こっちには観光客あんまりやって来ない。観光客はもっぱら北西隣のブルー・グロットが引き受けてるってカンジ。

が、この日泳いでたのは、えげれす人のご夫婦。
北ヨーロッパの人や、日本人とっては、晴れた5月の日中は、泳いでもいいかなってくらい体感温度は上がる。まだ水は冷たい分、かえって気持ちがいいよ。マルタ人にとっては、この時期、水にはいるにはまだ涼しすぎるとのこと。

ボクも水着もってくりゃよかったよ。
スーツケースの中には、ちゃんと入れていたんだけどね。
もう5月も末。6月になる前にうpしておこうっと。
【今回のエントリの画像はクリックで拡大します】
さとう。ソロでいきますた

お通しは、白エビの天ぷら。
パリパリだけと主張しすぎない殻が、プックリとした身のテクスチャと味に対して、いいアクセントになる。つーか、これって、お通しというより、もはや一品だろ。食前酒がわりのビールといっしょに。紫陽花の意匠の器が梅雨入りらしい。

お刺身は本日のおすすめを盛り合わせてもらった。かつお、ハッカク、金目ダイ、スダチの輪切りに隠れて炙りはも。奥が生うに。
よく、関東の人らはハモ(ry ってことを言うけど、逆に関西では、金目はあんまり出ないし、刺身で食べるなんてこと滅多にない。たぶん、ボク自身、金目の刺身ははじめてではないかと。マダイにも負けてないと思うゾ。

ここから、飲み物は日本酒に、まずは、菊姫の冷。
フルーティで、ほんのりある酸味が、魚介にあう。

アワビのおかき衣あげ。
身だけでなく、ワタもいただける。

いさき南蛮焼き。
ネギと生姜で風味漬けした醤油味醂ダレでもってマリネした身を焼いてある。身がほどよい大きさにほぐれて食べやすい。

あしらいの食用ほおずき。冷えてて甘酸っぱくて、口なおしにちょうどいい。

後半、上燗、熱燗で飲んだ愛宕の松。
宮城のお酒で、震災のあとに救出されたボトルなんだそうで。

体質的に飲めないものだと思っていたが、日本酒飲むようになっちゃったね。この夜は、都合6合くらい飲んだか。

丸なすあげだし。
出汁は関西らしくあっさりめに作ってあって、ナスの風味、出汁の風味ともにぞんぶんに楽しめる。
ここまでで、フードのオーダーのワンバッチ目が全て出たので...

箸休めに自家製からし蓮根。
マイルドでツーンと来ないので万人におすすめ。で、フード、ツー・バッチ目へ.....

ハモ天プラ。
梅肉か塩で食べる。もちろん両方いただいてみ。関東の人らってハ(略

あしらいについてた煮こごり。
ごま油の香りがしてイイ感じなんだけど、どうやってんのか訊きそびれた。

シメに入る。うなぎまむし。
白髪葱、刻み大葉、山葵の三種の薬味で、お好みで食べすすめる。

ある程度食べ進んだら、出汁茶を注いで、うな茶。

お勘定をお願いすると、お抹茶とお菓子が出てくる。茶碗も紫陽花の意匠で楽しいな。

この晩のお茶菓子はおとしぶみというのだそうな。
後で調べたら、くるりと巻いた葉に落ちた露が「ホトトギスの落とし文」という意匠とのこと。
店主と女将として、ふたりしてお店に立つサトーさんご夫婦は、皆がうらやむような美男美女のカップル。お二人とも料理や食への関心をとおしてマンガをよく読むらしく、あのマンガこのマンガが、食べ物の描写が結構多いだのといった話でこの晩は結構もりあがった。
独りで来るにもなおよい店、誰かとご一緒するにしても、いっしょに食事をして楽しい人と二人連れぐらい、多くても三人連れでくるのがいいかと。
素料理(そりょうり)さとう
大阪市淀川区西中島3-18-9
新大阪日大ビルB1
Tel: 06-6305-1606
営業時間:17:30~24:00(L.O.22:00) 日祝休み
「うなんな」の呪文をとなえた
フティーラ
羽根つき焼きシウマイ

5月21日の深夜、アヒャ酒屋アンドレの、曽根崎店、DDハウス店の両店でさんざくらったふあと、帰宅時にローソンに寄って、半ばイキオイで、チルドの焼売ふた箱を購入。

焼売は電子レンジで温めるモノ、あるいは蒸すモノ、はたまた揚げるモノという、既成観念を嗤いつつ、羽根付き焼きシウマイを作った(※)。

ウスターソースとカラシで食べる。
シウマイと春巻は、最強の日本産調味料ウスターソース(※※)で食べるのもいいで。
ほんで、レシピだが、次のとおり。
1)テフロンコートのフライパンを中火で熱して、ゴマ油を大さじ一杯程度流し込んでなじませる。
2)油がフライパンになじんだら、油を別の器にとるか、キッチンペーパーで拭き取る。
3)焼売をフラパンに置く。
4)焼売の底の部分がきつね色に焼けてきたら、中火よりやや強い火力にして、小さじ3杯の薄力粉と大さじ6杯の水で作った水溶き薄力粉をフライパンに流し込む。
5)水溶き薄力粉が勢い良く沸騰したらフライパンにフタをして、2分間そのまま中火よりやや強い火力で蒸し焼きにする。
6)2分後フタをずらして、プライパンの径1/4ほどの隙間をつくり弱火にし、蒸し焼きにしつつ水分を飛ばす。
7)10分弱で水分が飛んで、水溶き薄力粉が、キツネ色のパリパリの膜になってたら、焼売を器にうつして出来上がり。
※:パッケージにはフライパンで焼くという調理法も示されている
※※:日本のウスターソースは、えげれすのウースターソースとはもはや別物、野菜果物香辛料だけであれだけの味が出せるのだから世界に誇れる調味料のひとつだらう。
エキバル久々にいったらメニューかわってた

生春巻き。
タレがしっかり作り込まれている。個人的には、パクチーをきかせてほしいけど、あれは好き嫌いが多いから、エキナカ営業としては、外さざるをえないのかな。

甘エビのセビーチェ。
セビーチェといいながら、マリネはされていない。酸味は自分でレモンを搾って調整するタイプ。甘エビはその名のとおり、身が甘く、プリトロのテクスチャがたまらん。

ステーキフリット。
最初メニューで名前を見たときは、ビフカツみたいなのを想像したが、実際は、熱々の鉄板の上のステーキに、フリッツ(フレンチフライ)をたっぶり添えたものだった。オニクは日本産種のウシさんをオーストラリアで育てたものとのこと。

トリュフバターをオニクと鉄板の熱で溶かしたんと、肉汁を、フレンチフライに絡めて食べるといいよー。
全体的に塩味のメリハリをきかせてあるから、これからの暑い季節、冷たいビールと合わせるのがよいかと。
エキバル(17時以前はエキカフェと称しているようす)
大阪府大阪市淀川区西中島5丁目16-1 メディオ新大阪2F(JR新大阪駅構内)
06-6390-8889
モーニング 7:00-11:00
ランチ 11:00-14:00
カフェ 14:00-17:00
バル 17:00-22:30(L.O.22:00)
レノで今年も外食はじめ
で、「今日はあんまり腹へってるてカンジじゃないな。スープとパンと何かでいくか」と。よくわかるね。じつはまだ、デイヴィッドさん&イザベラさんとこのハイティーがちょっと残っているカンジ。

まず出してくれたのは、アリヨッタ(Aljotta)という魚介とニンニクのスープ。
そのまま、スプーンですくって飲んだり。パンを千切って浸して食べる。

マルタ料理を出す店ならどこにもあるメニューだが、レノのは、米がはいっているのがうれしい。
あと、ヘタな店で食べると魚臭かったりする。そういう店のは、たぶん、いきなり魚を水から煮るとかして下ごしらえをちゃんとしてないんだろね。ポピュラーだけど、アタリハズレの多い一品でもある。

ジョセフが「おまえはピカンテ(ピリ辛)がいいんだろ」といって、青唐辛子のスライスを持って来てくれた。これ全部スープに入れたった。

で、「これくらいがいいんじゃないか」と作ってくれた魚のフリット、エビのグリル、ムール貝のワイン蒸し。
食べやすくて、量も、トニーさんと二人でちょうどよかった。

そして、マルタで外食すれば、必ず出てくる大量のつけあわせのパタタ(ポテト)。このときみたいにチップスだったり、ベークドポテトだっりその店と時によってまちまちだが。
こちら、レノのチップスは、ボクもミッシーリ(マルタ語で「お父さん」)と呼ばせてもらっているジョセフの父上が、毎日、ナイフで皮をむき、拍子木に切って仕込んでる。冷食なんて使わないぜ。
これらのフードのほかに、トニーさんがアイスティー、ボクはチスク(Cisk)という地産のラガーをハーフパイント飲んだ。でお会計がなんとトータルで、たったの10ユーロ!
RENO'S Bar & Restaurant
1, St.Patrick Street,
Birzebbugia,
MALTA
TEL: +356-21651165
[[[ 地図 ]]]
<< 2010年のレノ・レストランバーのレポ >>
<< 2009年のレノ・レストランバーのレポ >>
<< 2008年のレノ・レストランバーのレポ >>
<< 2007年のレノ・レストランバーのレポ >>
勇魚(いさな)
Nスペって、社会的コンテンツの場合、左巻きにいきがちなんだが、このコンテンツは、終止客観的に通してくれたと思う。この分だけ受信料払ってもいいと思った。

太地町の皆様、いさな組合の皆様、「反捕鯨」を掲げる「環境テロリスト」どもの卑劣な挑発に、よくぞ耐えてくださってます。優生主義、選民思想、レイシズムの臭いがプンプンしている連中に、われわれ日本人が、静かでタフな民族であることを見せつけてやりましょう。あなたがたが捕鯨を続けることによって、日本の社会に「迷惑をかけている」ということは全くありません。ボクだけでなく、日本人の多くはあなたたちを支持応援するはずです。
「反捕鯨」の連中のやってることは、文化破壊、地域社会への攻撃で、一種のエスニッククレンジング(民族浄化)。絶対許さない。
画像はC.W.ニコルさん作「勇魚」原書の表紙
テーマ : 近畿地方(滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山)の各府県の駅前路線情報
ジャンル : 地域情報
イン・ガーディア
特定の日曜日に、マルタの首都ヴァレッタの突端、セントエルモ要塞で、聖ヨハネ騎士団(マルタ騎士団)の教練を模したアトラクション「イン・ガーディア(In Guardia!)」が開催されるようになって久しいが、日程の都合でずっと見学できずにいた。つーか、夏真っ盛りの時期には開催されないのである。
今年は、マルタ帰省の実質第1日目である5月1日に開催とあって、トニーさんと出かけてみた。

セントエルモ要塞の入り口で、騎士、騎士見習い、従者に扮したボランティアがお出迎え。

記念撮影にも気軽に応じてくれる。
入場料は、ここから壕にかかった橋をわたったところにある要塞の入り口で払う。大人7ユーロ。

1100時開演。
まずは、旗手、鼓笛隊の入場から。

つづてい、各兵種の部隊の入場。


火縄銃卒隊による射撃演技。


グランドマスター(騎士団総長)の閲兵。

パイク歩兵の防御隊形の援護を得た火縄銃卒隊の射撃演技。

カデット(騎士見習)による剣術演武。

臼砲の射撃演技。



大砲の射撃演技。
ここで観衆から拍手がおこる。


各兵種の部隊ごとに整列し、行進して騎士団総長の閲兵をうけて退場。再び観衆から拍手が送られる。

予定通り、40分ちょうどでアトラクション終了。
ボランティアが演じる騎士さんたちは、記念撮影に引っ張りだこ。
何年も続けて来ているアトラクションだけあって、ショーとして洗練されているし、動作や武器の操作のちゃんとしているので、わかる人が観ればむちゃくちゃ興味深いと思うぞ。
速報!バノフィー@バールイルソーレ
西中島のコニたんこと、カメリエーラのシモネッタが、先日のエントリのバノフィの元画像などをみて「私、これ食べたい。作れ」と命令(笑

それから、ボクがレシピを伝えて一週間、見事に作ってくれた。

トフィークリームの甘味、バナナの香り、台生地の食感、いずれもがしっかりしてて、バランスも絶妙。
お世辞ぬきで、今まで食べたバノフィーのなかで一番ウマい。

土曜まで残っているかな。
それに、作ってくれたプリモ・ヒラカワさんは、今週末よりミナミのほうへ異動。せっかくウマくできたんだから、これも定番にせえと、Dr.Yやボクが言う中、ちゃんとレシピは引き継げるのか。
バール イルソーレ
大阪市淀川区西中島5-11-10 第3中島ビル1F
(JR新大阪駅から徒歩7~8分程度。地下鉄新大阪駅から5分程度)
TEL: 06-6886-3362
営業時間
11:30~14:00(Lo)
18:00~22:00(Lo)
屋根のぬこと、窓辺のぬこ。

目を閉じて、眠っていらっさるのか起きていらっさるのか。
耳は一見先端が欠けているようにもみえるが、ケガとかしたわけではなく、もとからこの形状

こちらの目線の高さにいらっさるのだが、魔法の呪文「うなんな」を唱えてみても、ワレ関せずというカンジのタイドを続ける。
ちなみに、この車の屋根がえらい汚れているのは、前日午前の雨のため。雨の少ないマルタでは、まとまった雨が降ると、雨が砂ボコリを跳ね上げ、乾くとこびりつく。
イン・カーディアが終わっての戻り、今度は上りになった共和国通りをいくと、こんときも同行してくれたトニーさんが「二階、窓、アットゥース(マルタ語で猫)」と。

ほんまや、坂の途中のカフェの二階になんか居るね(画像はクリックで拡大)。
つーか、その言い方、スナイパーに標的を指示するスポッターかよ(笑

カフェの二階の窓に、モフモフ系のぬこタン。
このコもあたりのニンゲンには、ワレ関せずのタイドをとる。
魯山人気取りにバノフィーパイ
あらかじめ、ムール貝がメインだと聞いていたが、フラットに招きいれてくれたイザベラさんが「今日はマグロのカルパッチョもあるわよ」と告げ「生の魚は大丈夫?」とも訊く。
ボクは日本人、そんなんむしろ好物やで。つーか去年ディナーに招いてくれたとき、メインはマグロだけど、どういう料理で食べたいか訊いてくれたから「刺身!」って応えたやろ。
即座に却下されたけど(笑

まずは、アーティチョークのグリルを、シシリーの白ワインとともに

ブレますたがこれ、リコッタチーズかと思ったら、ヤギのチーズのフレッシュなヤツ。
豆腐のような味と食感で日本人にも馴染みやすいかも。

もう一組ゲストの奥様が作ってくれたブルスケッタ。
「ブルスケッタ大好きなんだよなー。春夏秋は、いきつけのイタリアンバールでは、いつもブルスケッタをアンティパストにする」といいながら、ニコニコしながら食べたら、すごく喜んでくれた様子。

マグロのカルパッチョ。
ここでカバンから、チューブ入りのワサビと、100mlサイズの醤油を取り出す。
これは、ジャパニーズ・ホースラディッシュ、つまりWASABIだ。これをちょいとカルパッチョにのせて、ちょいとソイソース垂らして食ってみ、ウマいで。とすすめてみる。
なんかトゥール・ダルジャンで粉ワサビを溶いた北大路魯山人(※)みたいな気分だ。一歩間違えれば無礼千万もいいとこだな(笑笑
ご夫妻とも、ピリ辛系が好きなのだが、試してみて、ワサビの香りとシゲキも気に入ったらしい。マルタでも、スーパー・アーケディアなんかでチューブ入りワサビが買えることと、醤油はゼッタイに日本醤油を使うようにと伝えておいた。
それよりも大事件、トニーさんがカルパッチョ食べた。玉子料理ですら、絶対ウェルダンかハードを望むトニーさんが生魚食べた。次は寿司に挑戦だ!!
この後、多分初めてマルタ産の牡蠣を、焼き牡蠣にして食べたのだが、画像撮影漏れ。この日一番の時痛恨

いちおう、この日のメインのムール貝。
皆でとりわけて、皿に残ったスープもパンですくって食べるよ。

デザートはバノフィー。
だいぶ昔に、これまたご夫妻といっしょに食事にいった、モスタのThe Lord Nelsonで、デザートに食べたのが忘れられず、来るたびにあのバノフィー食いたいと言い続けていたので、とうとう作ってくれたらしい。
上の画像では、器にホイップが浮いてるだけみたいで、なんのこっちゃなので、とりわけたところの画像も。

オールグレーンクッキーを砕いてからバターでまとめたような台生地に、スライスしたバナナ、トフィークリーム、
ホイップクリームを重ねてつくる。トフィークリームの作り方がなかなか面白いので、興味ある人は調べてみるとよいかと。ちなみにバノフィーとは、バナナとトフィーを合わせて作られた名称。
「アフタヌーン・ティー」といいながら、お茶は一杯も出ずワインをばかり飲んでた。
その上、フードのボリュームが大きくてほとんどディナー(笑

バノフィーの前に、グラッパで「別腹」作ってやったわい。

さらに、バノフィーは、ドルチェワインといっしょに。
イサベラさんに、「今日はサクラナッツ(マルタ語でヨッパライ)になったらあかんで」って、あらかじめ言われていたんだけどね(笑
※:このエピソードについては、今日言われるような悪意があったわけではなく、そのような食べ方もあるという例を示したわけであり、トゥール・ダルジャン側も、シェフや支配人がその様子を興味深く見、試食した。
アナゴさん。
用事を済ませ、サンペリグリーノ(スパークリングウォーター)だけいただいて出ようと考えていたところ、シェフ・ウエダさんが「あら、もう出るんですか。今日はすごくいいアナゴがはいってますよ」と。うぬぬ、次はいつ入るかわかるまい。負けを認めて、オーダー。

アナゴの炭火焼、バルサミコソース。
厚くてプリプリの身は、固くなく軟らかすぎず、脂の乗り具合もちょうどいい。ピンクペッパーがふられているいるが、これは、シナ山椒の花椒とおなじものであり、発想もよろしい。
これだと甘辛く煮付けて穴子丼にしてもいいね、というと、「オーナーと同じこと言う」と。オーナーさん、「深夜食堂」を読んでから、「こんな店もやってみたい」とおっしゃっておいでだが、ほんまにやりかねんな(笑笑笑
バール イルソーレ
大阪市淀川区西中島5-11-10 第3中島ビル1F
(JR新大阪駅から徒歩7~8分程度。地下鉄新大阪駅から5分程度)
TEL: 06-6886-3362
営業時間
11:30~14:00(Lo)
18:00~22:00(Lo)
シティーゲート封鎖されますた。
マルタの首都ヴァレッタは、シベラスという岩山の半島に築かれた城郭都市である。南西方向に開けた玄関口がシティゲートで、すぐ外はバスターミナル、ここから城内へはヴァレッタのバックボーンたる共和国通りがのびる。

この画像は2008年夏に撮影したもの。

先日、5月1日に撮影。
共和国通りを進んだ突き当たりにあるセントエルモ要塞で、日曜に行われる、マルタ騎士団の教練を模したアトラクション、インガーディアの案内のために、騎士のコスプレをしたボランティアもいる。

5月3日、今回もお宿の手配をお願いしたヴァレッタ城内のSIT社を訪問すべく、シティーゲートを通っていこうとしたら、封鎖されとった。迂回路は、中央銀行別館の前をとおり、首相官邸前に至るという、かなり大回りなものに。

そういえば、来る時、エアマルタ103便の機内で読んだタイムズ・オブ・マルタに、シティゲートその他のリフォームにともなう、交通規制の政府広報が載ってたし、反対派住民によるデモの記事も載っていたが、あんまり気にせんかったわ。

この画像は、5月3日にヴァレッタ城内より撮影。
ゲートの上に重機が見える。

同じところを5月6日に撮影。
すっかり崩されてしまった。
観光客が比較的少なくて、気候が比較的よい時期に、一挙にやっちゃえということだろうか。マルタでは、あちこちで道路や建造物の改修が進行中。

これは、旧カスティリア騎士館たる首相官邸だが、ファサードの改修作業中の部分には、それを写したシートがかけられている。なかなかよいアイデアかと。
シティーゲートのリフォームについては、三年ほど前に、レンゾ・ピアノ氏と、マルタ出身の著名アーキテクト、リチャード・イングランド氏による共同デザインですすめられると聞いていた。
関西空港のことがあるから、ピアノ氏がとんでもないクワセモノであることは、マルタの知人友人には伝えておいた。
さとうを侵略!イカスイ娘
ちなみに、メグちゃんはスリムさんなのに大食いなので「侵略!胃下垂ムスメ」とボクは近頃呼んでいる。

まずお通し。ナスのおひたしに大根おろしとタピオカ。
関西はこれから秋まで、毎週毎月、そのときそのときの旬の種類のナスが楽しめる。

おしながきのおすすめお造り三種が、どれも美味しそうだったので、盛合せにしてもらった。
ハリイカと、カレイと、炙りハモ。おお、今シーズンはこちらで初鱧か。関東の人らって、ハモ食べないんだってね。人生損し(略

牛とフォアグラ焼いたん。
半分くらい食べての画像。

さわら西京焼。
マルタに居るときからこういうの食べたかった。地中海世界の塩とオリーブオイルふって焼いただけの魚もウマいが、下ごしらえをきちんとした日本の焼き魚サイコー!

満願寺ししとう焼き。
みょうがのスライスを散らして、初夏の香りを。

天ぷら盛り合せ。
手前の赤い小さいのはプチトマト。トマトは熱をとおすとウマミが濃くなるから、これもイイ。

甘鯛のちり煮。
ここは京都ではなく、大阪やから、ぐじとは言わずに甘鯛いうんやで。お出汁も二人して全部飲んだよ。

こちの木の芽焼き。
焼けた木の芽味噌の芳ばしさと香りが、こちの淡白な身によくあう。

ごはんモノの代わりに、蓮根まんじゅう。
ワサビを出汁餡に溶いて食べてねと女将さんにいわれ、そのとおりにする。
フワフワモチモチのしんじょと、とろとろテクスチャ、出汁の風味、ワサビ、ネギ、海苔のかもしだす匂いが、嗚呼、和食の粋。

お勘定をお願いすると、お菓子と抹茶を出してくれる。
この晩のお菓子は、抹茶糖をまとわせたわらび餅。
うっかり、お抹茶と茶器を撮り損ねたが、今回のエントリーはさらに反省すべき点が。
近頃、日本酒も飲めるようになってきて、この晩も、いくらか楽しんだのだが、そんときの楽しい酒器たちも撮り忘れ。
こうして振り返ると、胃下垂ムスメ、この晩はあんまり食べてないなぁ。

素料理(そりょうり)さとう
大阪市淀川区西中島3-18-9
新大阪日大ビルB1
Tel: 06-6305-1606
営業時間:17:30~24:00(L.O.22:00) 日祝休み
今年もお墓参りしました。
やはり、メインがんばりませう。KM103便クラブクラスミール
で、クラブクラスのミールは、チキンかビーフのチョイスができた。去年のパサパサで固いチキンの記憶があるので、ビーフを頼んだ。

全体像がこんなカンジ。
野菜を多めに構成してもらっているのがウレシい。見た目のバランスもよいかと。

メインの牛肉のグリル。
牛肉らしい、おいしそうな匂いがしてたので期待したが、すごく固かった。カトラリー、握力、腕力、アゴの力を総動員して食べたカンジ。ただし、味付けは悪くなかった。左側のあしらいの野菜は、ニンジン、ズッキーニ、アーティチョーク、ナスのグリル。

メインの右側にあったのはナスのスライスのグリルの下に、平打ちパスタ。
左側のあしらいの野菜グリルとともに、肉からでた肉汁と脂を吸って絡んでウマかった。去年のKM109便のと同様、メインよりも付け合わせのほうがおいしいミールだった(笑
あなた、どこから来たの。

もう十数年の付き合いになる若社長のアントンさんと再会を喜びつつ、世間話をしていると、バスで、ツアー客の団体様が何組か到着。だいたい、午後は15時くらいがピークか。アントンさんをはじめ、お店の皆が忙しく立ち回る中、ホケーと突っ立ていると、えげれす人とおぼしきご夫婦の奥様のほうに「あなた、お国はどこなの。ひょっとして…」と声をかけられる。「日本です」と応えると「日本って、今どんな雰囲気なの。大丈夫?」とさらに訊かれる。
「ボクは被災地から、遠く離れところに住んでるので、家族友人は大丈夫です。生活も正常です。被災した土地の人たちは、日本人のうちでも、特に静かでタフなので、必ず、リカヴァー、リゲインします。お気遣いありがとうございます」といったこと言っておいた。
これに先立つこと、アントンさんと再会の挨拶を交わした後、やはり地震津波の事が話題になり、2万人以上が死亡行方不明になっていて、おそらく犠牲者は3万人を超えるだろうと言ったところ、「そんなのちっとも冗談じゃないよ」といって、涙を流してくださった。
マルタ人、ゴゾ人にとっては、福島第一原発の周囲の人たちが、この先永らく故郷に戻れないことも、すごくショックらしい。
和牛ハンバーグとバゲットサンド
今年4月30日のロンドン行きJL401便で、いろいろとお世話を焼いて下さった、ロンドンベースのスチュワード、アンドリューさんのおすすめは、カレーとのこと。しかし、小山薫堂氏監修のそれは、昨年すでに食べているので、和牛のハンバーグにクルーの気まぐれサラダを添えたものを頼んでみる。

どう見てもハンバーグはレトルトです。ありがとうございますたorz
これだけでは、頼んないので、バゲットサンドを追加。

をい。薄くスライスしたバゲットに具をはさんだヤツが1ピースだけかよ。

具は、ローストビーフとラタトイユを挟んだもので、結構美味しい。
この二品で結構実力があって、ヒースロー到着後、エアマルタに搭乗るまで、なんか食べたいという気持ちが起きなかった。
ほいでも、ラーメンか、うどんにしておけばよかったよorz
帰国しますた。
大英博物館いってきた
マルタを通してリビアを観る【玖】

掲揚されている旗は緑一色の、カダフィ派、リビア・ジャマヒリア国のもの。
ホテルのバーのバーテンドレスに聞いたのだが、前にうPしたエントリのとおり、リビア情勢がために、ボクの定宿ホテルは、むちゃくちゃ混んでて忙しかったとのこと。
5月6日の歩数、17,119歩。
スリーシティーやヴァレッタを散策したものな。
リビアは見えませぬ
食後のブランデー
やや完璧な空

じつは、前日までの快晴との予報とちがって、朝から空は厚い雲に覆われていたのだが、北からの強い風が、昼前には雲を飛ばして、なんとか晴れをもたらしてくれた。
全くの快晴の18年前と同じとはいかないが、ま、こんなもんかという画にはなったな。
5月4日の歩数、12,405歩。移動は主にトニーさんの車だが、島都ヴィクトリアで、結構歩いたからね。
歩数メモ

今年も、歩数計をもってきてて、日々、歩数をうPするつもりだったのだが、当初のホテルのネットワーク障害やらで、ままならず。つーことで今、まとめあげ。
4月30日:13,441歩 アヂト出発から、エクセルシオールホテル到着まで。
5月1日:11,124歩 ヴァレッタ行って、バルツァン行って、ビルゼブジャで夕食。
5月2日:10,421歩 マルサシロクの朝市で買い物、お墓参り三カ所、ブルーグロットとハジャリム遺跡行って、イムディナ散策しようとしたが、悪天候であまり動けず。サンジュリアンで夕食。
5月3日:17,323歩 ヴァレッタのSIT社訪問。サンジュリアンのゴチで寿司の昼食。タ・アーリで買い物。イムディナ散策。マルサシロクで夕食。
【画像は「古都」イムディナの路地】
エクゼクティブクラスミール@JL401 2011年4月30日
メニューを吟味したところ、今年も和食の魚介のほうでいくことに。

突き出し。
海老とタコのマリネと、フェタチーズとプチトマトのサラダ。洋食のメニューでも、アミューズ・ブーシェとして同じ物が。

小鉢。八種あって奥左より、
里芋、南瓜、蛸の焚き合わせ。「いもたこなんきん」ってか。
笠松烏賊、いちご酢添え。西洋料理のベリーソースを取り入れたってカンジか。
豆乳豆腐の一寸豆添え。ワサビがうれしい。
鰆のけんちん蒸し、オクラたたきとしらす。
つづいて手前左より、
鯛寿司の桜葉包み。これが一番気に入った。一度締めたほうがウマい鯛ならではの一品かと。
鰻山椒煮、錦爽鶏葱巻。ウナギはやわらかすぎず固すぎず、鶏はゼラチン質のテクスチャがよかった。
油目の筍卵白蒸し、銀餡掛け。
蕗と糸雲丹の巻寿司。蓮根と海苔の梅肉和え。

台の物と、ごはんと味噌汁。
ごはんはWebサイトで自慢するだけあって、それなりにおいしい。お味噌汁の実は、お麩とネギで、まあ去年よりマシといったところか。

台の物は、鯛と海老の変わり田楽、ニンジンムース添え。味噌ダレがよくできてる。ニンジンのムースと、あしらいの野菜もバランスよい。

ババロアあんみつ、黒蜜とともに。
あんみつと称するだけあって、上品なこしあんと、白玉まではいっているぞお。
昨年より全然出来がいいと思ったら、京料理わた亀の五代目の監修がはいっているそうな。
カレーだけではないよ。明太子ごはんも。
ということで、今年も成田で、ラウンジ利用。入り口で、グラウンドクルーの方が、「ただいま非常に混み合ってます」というサインを持って立っていたのだが、入ってみるとなんてことはない、昨年夏の利用のときよりもずっとすいてて、ダイニングでゆっくり座って食事ができた。

JALの成田のラウンジといえば、やはりこれ。自慢のビーフカレー。
去年同様、お味噌汁といっしょにという、定食屋みたいな取り方したった。

付け合せに、グリーンサラダにコーンを散らして、ポテトサラダとインゲンのゴマ和えをそえて。

カレーをアップにて。
あいかわらずの、バラ肉とおぼしき肉のこのゴロゴロ具合ときたら。
今年はもうひとつ、イケてるメニューを発見した。

ま、発見いうても、セルフケータリングだから自分で組み立てたわけだが、
明太子ごはんと、ぶっかけうどん。
うどんのつゆは、賽の目に刻んだタケノコと海苔。
雨降り。
新大阪 イタリア料理 マルタ島 マルタ共和国 梅田 昼食 北摂 休日ブランチ 地中海 そば屋 お昼ごはん 居酒屋 うどん屋 マルタ ゴゾ島 お酒 お蕎麦 日本食 晩酌 ロンドン エアポート投稿おじさん 京都観光 春 酒場 お正月 ヒースロー空港 台風 謹賀新年 ねこ 遠足 小料理屋 洋食 軍艦 自炊 寄り道 台風コロッケ ぬこ マルチーズ 高槻市 高槻 日本航空 スイーツ スープ 羽田空港 コミノ島 コミノ ワイン スタバ 物産展 定食 駅 列車 鉄道 #aljotta 秋の風味 工場萌え ユーロスター 桜 #ざるそば 英国海軍 #ざるうどん 北海道 博物館 レモスコ りゅうきゅう 機械萌え テムズ川 豚肉 大分 ピラフ ドライカレー 広島産レモン コロッケ 「中華」料理 朝ごほん 玉子料理 ワンコ エクセルシオールホテル でいし 地酒 ホットカクテル マルタ風 レストラン ボージョレー 関西空港 セイカ食品 薩南銘菓 鹿児島名物 花見 朝食 谷町九丁目 ハンバーグ ドイツ料理 明日香村 海上自衛隊 自衛艦 古代遺跡 不思議 京都歩き ピリ辛 但馬 お神酒 丼物 珍味