祇園の鵺 − 京都のイタリアンはやっぱりウマい! −
2007年10月03日
9月30日は雨。普通だったら「あいにくの天気」となるのだが、降っているのが小雨で、出かけるのが京都とあらば、ちょっと違って来る。京都は小雨のときが、一番風情があってよい。常連客二名とスタッフ三名からなる我々イルソーレ卑しい斥侯隊は、京都祇園に進出したのである。
目指すは、大阪のイタリアンの名店ポンテベッキオで、12年間ウデを磨いた筒井シェフがオープンさせたばかりのリストランテ・キメラ。オープン当初から「あのポンテベッキオの筒井さんが開いた店.....」ということで評判の、なかなか入れないこのお店を、バール・イルソーレのシェフ。ウエダ氏がツテを使ってランチの予約をとってくれた。

店に入ると、まずは一階の落ち着いたウェイティングラウンジへ通される。
このフロアは、ほかに木を上手に使ったともに落ち着いた感じの個室と、お手洗いがある。

クッチーナとホールは二階。この画像はホールの天井。
倉かなにかを改装したものらしく、キメラとなる以前は、喫茶店かなにかだったらしい。

お店はリストランテ・イタリアーノだが、まずは、シャンパーニュで乾杯。

この季節のスペシャルとして、松茸を使ってくれるということに。

香り野菜とサンマのメスコラーレ。
サンマと香味野菜のチョップのはいった冷たいトマトスープ。
ちりばめられている果肉、最初トマトかと思っていたが、ピンクグレープフルーツであった。これが、ウィキョウ、ミョウガなどの香り野菜とともに、サンマの脂のドギツさを押さえてくれて、非常に飲みやすいスープとなっている。添えられているのは、オリーブオイルを塗ってカリカリに焼いたパン。これを時々かじりながら、スープをいただく。

プロシュットをまとった芽キャベツの丸蒸し
下に敷かれているのも、ピューレにした芽キャベツ。

芽キャベツは甘くて、イヤミのない心地のよい菜ものの匂いがする。
ピューレは、甘味とうまみが凝縮してまたウマウマ。

トラフグとアサリのスパゲッティ。
サルディニア産のボッタルガ(マグロのカラスミ)を削って。

ボッタルガ濃いうまみと塩気が、フグとアサリのあっさり目のうまみをひきたてる。

たっぷり松茸のタリオリーニ、柚子風味。

タリオリーニは手打ち。
パスタが手打ちゆえに、松茸と柚子の風味がよくなじんでいると、イルソーレのプリモ、ハマちゃんの解説。もちろん、松茸はしっかり香っている。

松茸のリゾット。
リゾットはクリーム系だが、味は濃厚すぎず、柔らかく炊きあがったリソ(米)と、松茸のしっかりとした歯ごたえのコントラストを楽しむ一品になっている。

ペシェ(魚料理)は、真鯛の炭火焼とブロッコリーのフォンドォータ 秋ナスのオイスターソース。
ブロッコリーの深い味わいが、上品な鯛の味わいにマッチ。

カルネ(肉料理)は、うずらの胸もも肉の合わせ焼き カリフラワーのフリット添え。
ナイフがスっと入る柔らかさをもちながら、歯ごたえ、口当たりはしっかりしている。ウズラの持つ、鶏肉よりも強い滋味がまたよい。場所柄を忘れさせて、骨を指で持ってしゃぶらせるほどの一品。

ドルチェその一、パンナコッタ。
上に載っているのは柿。柿って、実は糖度の非常に高い果物なんだが、それに負けず、パンナコッタ自体がとても濃厚。相乗効果をあげつつ、両方おいしく食べさせてくれる、深い味わいのドルチェだった。

ドルチェその二、イチジクのタルト、マスカルポーネのソルベ添え。
これがまた秀逸。タルトが、パリっと焼き上がり温かさを保っているうえ、イチジクは、上品で濃厚な甘さを出し、それでいて、イチジク独特のくさみがない。
ボクのお袋は、柿とイチジクが大好きなんたが、ぜひ、このドルチェ二品を食わせてやりたいよ。
乾杯は真ん中のシャンパーニュ。アンティパスト(前菜)、プリモ(パスタ)とともにすすめたのは、シャルドネに、リースリングを加えたものを樽熟成させた、右側のビネル・ランゲ・ビアンコ。セコンドピアット(メイン)にあわせたのは、左側のロッソ(赤)で、サンビアッジオの2004年。軽めでフルーティーで、カルネにも、ペシェにもあうかと。
料理自体は4000円のランチコースなのだが、これらワインのために、お会計は結構すごい値段になってしまった。
お子様の来る店ではないが、気になる異性に勝負かけるにはいい店かも。
まだ9月がおわったばかりなのに、今年はすでにフグも松茸もすでに食ってしまったよ。しかも、松茸にいたっては、例年の三倍くらいは食ってないか。
イルソーレのシェフのウエダ氏と、プリモのハマちゃんは、やたらヒソヒソと「京風フレンチ」という言葉を口にしていたが、ボクはいまひとつ賛成しかねる。その土地で良い状態で入手できる食材を、イタリアンの手法で調理した、あくまでもイタリアンである。
イタリアンや地中海料理について、ボクを開眼したのは、開業当初「地中海料理店」を名乗っていた、京都のとあるイタリアンの名店である。再訪したときのために、今は名前を伏せておくが、以来の、京都のイタリアンはウマいというボクの認識を、キメラはさらに強固なものとしてくれた。我々が発つとき、シェフの筒井さんが、わざわざ店の前まで出てお見送りをしてくださった(有名人なので引いたものだが画像UP)。筒井さんのコックコートの胸には、お店のためにデザイしてもらったというキメラの紋章が、赤い糸で刺繍されている。
キメラとは、複数の動物を組み合わせた合成獣のことである。本家、ギリシア神話のキメラのほかに、グリフォン、スフィンクス、はたまた、日本の鵺(ぬえ)などが、これにあたる。どーせ京都なんだから、鵺を意匠にしていただいたほうが、なおよかったかと。
あと、店内では、気付くか気付かないかくらいの音量で、クラシック音楽が流れていたが、料理店では、クラシックはこういう曲が合うんではないと、常々ボクが考えていた曲目だったのも面白かった。
リストランテ キメラ
〒605-0074 京都市東山区祇園町南側504番地
Telephone 075-525-4466
Lunch time 12:00?14:00(LO)
Dinner time 18:00?21:00(LO)
毎週水曜日定休


「真鯛の炭火焼とブロッコリーのフォンドォータ秋ナスのオイスターソース」
以上2点、食べてみたいす。
これだけの内容で、ランチでも4000円だっつうのは、
東京感覚で言うと、素材も良質なのに、かなりお安いって感じます。
ところで、ワインのセレクションはどなたでしたか?
太陽さんスタッフさんが選んだのかなぁ、それともこちらのお店のレコメンかな?
気になるところです・・。
> 素材も良質なのに、かなりお安いって感じます。
さらに、場所が祇園ですよ。祇園!
もうね、クリスマスまで、ごはんで塩だけ食べてればいいやって思うくらい、どの品も、おいしかったですよ。
ワインですが、シャンパーニュは、お店のレコメン。
白は、お店のレコメンの四銘柄のなかからボクが、赤は、おなじくお店のレコメン四銘柄のうちから、シェフ・ウエダ氏が選びました。
この日、ホールには、カメリエーレが二名、カメリエーラ一名いらっしゃったのですが、カメリエーレのお二人は、ソムリエも兼ねてました。
/_~,,..::: ~"'ヽ
(,,"ヾ ii /^',)
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ヽ _ノ
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(__.::.:::.:..:.:.)
ノ .:|
ノ(,,゚Д゚) <酔っ払い、それはシイタケのギコぐるみだ
( (ノ..:/つ
ヽ__,イ
U U
このお店、京都に行くことがあったら、是非行ってみたいです('◇')
>ごはんで塩だけ食べてれば・・・
これは、塩でご飯だけ、という意味ですよね?
あげ足取りですみませんm(._.)m
このお店イくなら、飛び込みよりぜったい予約していってね。
>>ごはんで塩だけ食べてれば・・・
>これは、塩でご飯だけ、
「ごはんを塩だけで」って書こうとしたのっ!!