北斎展と、ミッチェナー。

2月23日、帰宅後、NHK-BSを観てたら、山田五郎教授が、葛飾北斎について解説していた。
コーナーの終盤、京都の文化博物館で北斎展が開催中である旨、キャプションが表示。ネットでチェックしてみると、3月25日までの開催とのことで、そのうち近々にいけばいいやという気持ちになっていた。で、さらに詳細を確認すると、前期展が2月26日までで、月曜の 休館日をおいて、28日からは、後期展となり、前期と後期では全作品が入れ替わるとのこと、これはイカン、この週末のうちに観にいかねばということになった。

北斎展
で、25日の夕刻、京都は、三条高倉の京都文化博物館に。
ええかげん空いてるだろうと思って、16時前にいったのだが、なんなんの、チケットを販売するインフォメーションの前には、行列が。
「おまえら、北斎展ごときで、普段来てない文博に来てんじゃねーよ」という、2ちゃんコピペ風がアタマをよぎる(笑
それなり以上の混雑ではあったが、「富嶽三十六景 凱風快晴」と、「神奈川沖浪裏」はしっかり観られた。後期展だけでも観られればいいやなんてナマケ心をおこさなくてよかったよ。
今回の北斎展は、ホノルル美術館所蔵品が出展されていて、そのほとんどが、故ジェームズ・A・ミッチェナー氏による寄贈品だとか。
ミッチェナー氏は、一般の日本人にはミュージカル「南太平洋」の原作者として知られているが、日本の美術品、工芸品の蒐集家としても知る人ぞ知る人物。しかしながら、今回の北斎のコレクションのすごさには、改めて驚嘆させられる。
氏は、当然のことながら、親日家、知日家であった。しかも、日本のいけないところをはっきりと諌めることのできた、本物の親日家であった。

氏は、おもに歴史のファクトを下敷きにした、重厚かつ緻密なフィクションを書いたのだが、現在、なぜか邦訳が出回っていない。司馬遼太郎や塩野七生の好きな日本人にはウケるスタイルだと思うのだけどね。過去に翻訳されたものが何作か、ネット上の中古本市場で入手できるようだが、ボク自身が読みたい作品はない。それらは過去に邦訳されたこともないようす。ま、時間かけて原書を読むか。

ミッチェナー
本棚から、ぱっと取り出したミッチェナー氏の作品。他に、このアジトにはあと2冊、実家には数冊あるはずだ。

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

2012-02-26 : 博物館・美術館 : Museums : コメント : 3 : トラックバック : 0
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No title
こんばんは。
ミッチェナーは面白い作家ですね:確か作家として活動し始めたのは引退後の60代だったと記憶します。史実に沿った壮大な物語を紡ぎ出しましたが、人物描写がしっかりしていて重厚さがその分増します。
2012-02-26 23:27 : yokoblueplanet URL : 編集
Re: yokoblueplanetさん
日本でよく知られる「南太平洋」「トコリの橋」「サヨナラ」などは、ミッチェナー氏40代のときの作品ですよ。
改めてウィキってみると、ボクが晩年の作品だと思っていた「The Source」ですら、1965年の発表で50代のときの作品なんですね
2012-02-27 00:50 : まこり~の URL : 編集
そうでしたか!?
こんばんは。
てっきり60代からと記憶してました!
40代から書いてましたか、、、記憶を訂正しなくちゃ、です。
感謝。
2012-02-27 21:51 : yokoblueplanet URL : 編集
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