CAULDRON - ヨーロッパ最終戦争1998 -

以前はほぼ毎年、ここ数年は隔年で、トランジットついでにロンドンを訪れているのだが、ロンドンで出会う人らは、皆が親切で優しいので、英国人には好感を持っている。
島国に住み、体格も我々とさほどかけ離れておらず、庭づくりと草花やお茶を愛し、王室を戴き、会話に付加疑問文を多く用いるといったことも、我々日本人が英国人に親しみを覚える理由だろう。
今般のBREXIT(英国のEU離脱)を問う彼国の国民投票について、そんな大好きな英国民の選択することだからその結果はどっちであろうと尊重しようと思っていた。
すでに周知の通り結果は離脱となったのだが、移民を無節操にドイツに受け入れ、それがために英国にも大量に移民が流れ込んだという、今回の原因の一つを作っておきながら、メルケル首相が「英国に失望した」とヒステリーを起こしたと伝え聞き、かつてエントリタイトルの通りの本を読んだことを思い出した。


20年ほど前に、原書「Cauldron」を何ヶ月かかかって読み切った。タイトルに「最終戦争」というオドロオドロしい文言の入った翻訳本は読んでない。
トム・クランシー、ハロルド・コイルなどに並ぶポリティカル・テクノ・スリラー作家ラリー・ボンドによる作品。
グローバル経済(出版当時まだそんな言葉はなかったとキオク)の破綻で、経済活動が各地域でブロック化して低迷し貧困にあえぐなか、ドイツとフランスが謀略を用い、武力を背景に東ヨーロッパを圧迫し始める、やがて周辺国を半ば強制的につき従えて軍事行動を開始。NATOはドイツ・フランス側と、アメリカ・英国・東中欧側に割れて武力衝突.....というプロットだったかと。

もともと、英国はEUとはユーロ導入による経済統合はしてないし、矛盾の多い政治統合に対する防衛反応が今般の離脱だと考える。英国そのものには、大した影響はないと思うのだが、経済動向、各国の情勢によっては、この小説のようなEU域内の国どおしの戦争も起こりえるな。

ボクにとって意外なのは、おフランスでも反EUの意見の方が強いとか。
英国を外したEU域って、ナポレオン帝国の最大版図とほぼ重ならないか?よろこべよ、誇れよ、おフランス人(笑

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

2016-06-26 : Archive : コメント : 0 : トラックバック : 0
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