マルタを通してリビアを観る【伍】

空港
マルタ国際空港でのスナップショット。

昨日とりあげた、英空軍のC130輸送機による2回目の救出ミッションは、リビアのカダフィ側、反カダフィ側いずれの協力も得られなかったうえに、地上から小火器による攻撃もうけ、1機が軽い損傷をうけたものの、幸いにして死傷者は出なかったとのこと。
また、救出対象の特定と、誘導、着陸地点の安全確保には、既にリビアに浸透していた、SAS(英陸軍特殊空挺部隊)の活躍があったとも報じられている。

英国以外の動きとしては、カナダが空軍のC17輸送機をマルタに派遣し、空路からの自国民ならびに同盟国国民の脱出に備える。このC17輸送機は、装甲車を空輸できる大型機ながら、不整滑走路にも着陸できる性能をもち、先日より活躍しているC130輸送機とともに、リビアのような混沌からの救出ミッションにはうってつけである。
ドイツもまた、独自の空軍による自国民救出ミッションを行い、100人程度のドイツ人と諸国籍の人たちをリビアから、クレタ島へ脱出させた。

グランドハーバー
グランドハーバーを首都ヴァレッタの対岸のセングレアから見る

一方、海路のほうは、ヴィルツ社の高速フェリー2隻が三たびトリポリへ赴く。この便で、在リビアのマルタ大使とポルトガル大使が、リビアから退去。現在トリポリでは、ほとんどの国の大使館が閉鎖されている。
また、2000人程度のChineseを乗せたフェリーと、同程度のブラジル人を乗せたフェリーがグランドハーバーに入港。いずれの船でも、船内の避難民は、空路マルタより帰国するまでのあいだ、船内に留まるとのこと、Chineseは、おとなしく党の言う事に従うだろうが、ブラジリアンのほうは、降りて遊びにいきたくてしょうがあるまい。
いまだリビアに残るマルタ人対して、マルタ共和国政府は、先の2隻のヴィルツ社高速フェリーに乗船して、退去することを勧告し続けている。そんななか、三十数人のマルタ人が、この後も、リビアに留まる決意を表明。マルタ政府は退去するように説得を続けている。

で、今回の件で、日本の民主党政権は、国民の安全、国の権益確保のために、何かしてくれたのだろうか。先日の、ヴィルツ社のフェリーでの邦人脱出も、民間の危機管理会社の手引きによるものだしね。
 

テーマ : マルタ共和国
ジャンル : 地域情報

2011-02-28 : マルタ/社会・政治 : Malta, Society & Politics : コメント : 0 : トラックバック : 0
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